I need you !
2度目の時、私は大学2年生で、少しお化粧もして、大人っぽくしていた。
だって、また小学生の扱いは嫌だったから。
アランは、彼女と結婚しており、私も、シンシアとは、仲よくなれた。
シンシアは、妊娠5ヶ月で、幸せそうだ。
休日は、アランのマンションに遊びに行ったり、ショッピングをしたり、シンシアと楽しんだ。
でも、なぜか、いつも魁が付いてくるのだ。
魁も、会社に入り、企画の仕事についていた。
もう、モデルは、していない。
《魁、せっかくの休みに私に付き合わなくてもいいのに。》
《アメリカは、日本と違って治安が悪いから》
と魁は言うが、シアトルは、割りと安全な方だと思う。
そして、なぜか魁は、私に 、みんなが呼ぶように「レオ」ではなく、「魁」と呼ぶように強要した。
だからそれ以来、私は、レオと呼ばなくなった。
そして、日本に帰る3日前に、夜景のきれいなれレストランにつれて連れていってくれた。
まるで、レディの如く接してくれて、デザートになると、
《ユーリ、俺との人生を考えてくれないか。俺には、ユーリが必要なんだ。一生大事にするから、誓うよ。》
薄々、お互いの気持ちには、気づいていたが、まさかプロポーズされるとは。
私は、天にも昇るように気持ちが高揚していくのを感じていた。
《魁、私も、あなたと生きていきたい。》