王子様と正しい恋愛
「小日向〜!こっちにもマヨネーズかけて!」
そう、それは駅前のたこ焼き屋での出来事だった。
「マヨネーズ位自分でかけろよ!」
「だって小日向がマヨネーズ持ってんじゃーん」
「あーもー分かりましたよ!」
「マヨネーズかけてくれたら家来てね♪」
ぶちゅ
「………」
マヨネーズ…
かけちゃったんですけどぉぉぉぉ!!
「行きたくないぃぃぃー!」
「言ったでしょー小日向には拒否権無いって」
悪魔の微笑みを私に向けて、そのままひとつたこ焼きを口に入れる先輩。
「あの〜」
「今度は何?」