ある雪の降る日私は運命の恋をする
スマホで水族館のグッズや、ショーの案内などを見ていると……
ガラッ
「朱鳥!!!」
はっ……?
入ってきたのは、楓摩かと思ったら……
茉夢!?
えっ?なんで!?
「朱鳥!!大丈夫!?なんで、早く教えてくれなかったの!?」
思いっきり肩を揺らされる。
「うわぁぁ、そんなに肩揺らさないでよぉ……」
「あっ、ごめん」
そう言うと、茉夢は、パッと手を離した。
「んで、なんで入院してるって教えてくれなかったの?」
「……だって…心配かけたくなかったから……」
「…あんた、バカなの!?言わない方が心配するでしょっ!」
声が大きいよ茉夢…(苦笑)
「……ごめん」
「じゃあ、なんで入院してるの?」
うっ……痛い所をつかれた。
「っ……それは…………」
ガラッ
「朱鳥ー、回診しに来たよー。って…その子は、友達かな?こんばんは。」
「あっ、楓摩!」
「この人、朱鳥の主治医?」
「うん。そうだっ!入院の事だったらこの人に聞いてっ!」
楓摩に目線を送る。
すると、楓摩は一瞬驚いたような顔をしてから、すぐに、ウインクで合図してくれた。
「えっと…じゃあ、単刀直入に聞きますけど、なんで朱鳥は入院してるんですか?」
「えっと……それはね…」
楓摩が、私に目線を送ってくる。
私は、茉夢に気付かれないようにコクんと合図した。
「うん。朱鳥の友達なら、説明するね。えっと…朱鳥は病気の治療の為に入院しているんだ。」
「えっ?病気!?な、なんの病気なんですかっ?」
「それは…」
楓摩は、一瞬迷ったような表情をしてから口を開いた。
「白血病だよ。」
「えっ……」
茉夢の顔から表情が無くなっていく。
茉夢は、なにか言いたいのか、口をしばらくパクパクさせていた。
ポロッ
茉夢の大きい瞳から、涙がこぼれ落ちる。
「なんでっ?なんで、教えてくれなかったの…バカ。バカ朱鳥!!なんで、こんな大事なこと教えてくれないの!?私、知ってたら毎日お見舞いに行ったのに!!」
その後も茉夢はしばらく泣き続け、その声は次第に大きくなっていき、最後には子どもみたいな大きな声で泣いていた。
ガラッ
「朱鳥!!!」
はっ……?
入ってきたのは、楓摩かと思ったら……
茉夢!?
えっ?なんで!?
「朱鳥!!大丈夫!?なんで、早く教えてくれなかったの!?」
思いっきり肩を揺らされる。
「うわぁぁ、そんなに肩揺らさないでよぉ……」
「あっ、ごめん」
そう言うと、茉夢は、パッと手を離した。
「んで、なんで入院してるって教えてくれなかったの?」
「……だって…心配かけたくなかったから……」
「…あんた、バカなの!?言わない方が心配するでしょっ!」
声が大きいよ茉夢…(苦笑)
「……ごめん」
「じゃあ、なんで入院してるの?」
うっ……痛い所をつかれた。
「っ……それは…………」
ガラッ
「朱鳥ー、回診しに来たよー。って…その子は、友達かな?こんばんは。」
「あっ、楓摩!」
「この人、朱鳥の主治医?」
「うん。そうだっ!入院の事だったらこの人に聞いてっ!」
楓摩に目線を送る。
すると、楓摩は一瞬驚いたような顔をしてから、すぐに、ウインクで合図してくれた。
「えっと…じゃあ、単刀直入に聞きますけど、なんで朱鳥は入院してるんですか?」
「えっと……それはね…」
楓摩が、私に目線を送ってくる。
私は、茉夢に気付かれないようにコクんと合図した。
「うん。朱鳥の友達なら、説明するね。えっと…朱鳥は病気の治療の為に入院しているんだ。」
「えっ?病気!?な、なんの病気なんですかっ?」
「それは…」
楓摩は、一瞬迷ったような表情をしてから口を開いた。
「白血病だよ。」
「えっ……」
茉夢の顔から表情が無くなっていく。
茉夢は、なにか言いたいのか、口をしばらくパクパクさせていた。
ポロッ
茉夢の大きい瞳から、涙がこぼれ落ちる。
「なんでっ?なんで、教えてくれなかったの…バカ。バカ朱鳥!!なんで、こんな大事なこと教えてくれないの!?私、知ってたら毎日お見舞いに行ったのに!!」
その後も茉夢はしばらく泣き続け、その声は次第に大きくなっていき、最後には子どもみたいな大きな声で泣いていた。