ある雪の降る日私は運命の恋をする
『皆さんこんにちは!ようこそ、ここ◯◯水族館へ!』

軽快なBGMと共に飼育員さんが出てきて、イルカのショーが始まった。

朱鳥は、終始釘付けになって見ていた。

『では、次はここ◯◯水族館イルカショーの名物の、イルカに触れ合えるコーナーです!では、早速ですがイルカちゃんに触ってみたいひとー!』

はーい!

と、周りのあちらこちらから声が聞こえて手が挙がっている。

「朱鳥、手、挙げなよ!イルカに触れるんだって!」

「えっ、でも私っ」

「いいから!」

『うわぁ~皆さんありがとうございます!ではでは~おっ、今手を挙げてくれたそこのお嬢さん!』

「ほら、朱鳥の事だよっ」

「えっ!私!?」

「そうだよ、ほら早く前行っておいで!」

「う、うん!」

朱鳥は、少し戸惑っていたが、触れ合ってみると、とても楽しそうな表情をしていた。

そこで、俺はパシャリとまた、一枚写真を撮った。

朱鳥の笑顔は、本当に楽しそうで見てる俺まで幸せな気分になれた。
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