ある雪の降る日私は運命の恋をする
病室に戻ってきた。

「ただいまー……」

時計を見ると、18:24。

もう、こんな時間か……

「朱鳥、お疲れ様。今日は疲れたでしょ?明日に備えてゆっくり休みなよ。」

「うん、そうする。今日はありがと。」

「こちらこそ、ありがと!本当に楽しかった!これで、俺も明日から頑張れるね!」

ニカッと笑った楓摩は、とてもカッコよくて、癒された。

「あ、そーだ。明日の事説明するから、また後で来るね。」

「うん、待ってるね。」

「じゃあ、後でねー」

そういって、楓摩は部屋を出ていった。

やっぱり、病室に1人で居るのは寂しいな……

一人部屋だから余計に部屋が広く感じて寂しさが増す。

楓摩も忙しいから、しょっちゅう来れないだろうし…

病院独特の消毒の臭いが、私を余計に不安にさせる。

私、明日から大丈夫なのかな……

そんな事を考えていると、疲れからか、いつの間にか眠ってしまっていた。
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