ある雪の降る日私は運命の恋をする
「……ぅま、楓摩!!」
あれ?俺いつの間に寝てたんだ……?
ペチペチとほっぺを叩かれて目が覚める。
眠たい目を擦り、顔をあげると、そこにあったのは心配そうな朱鳥の顔。
俺、昨日そのままここで寝ちゃったのか…
「あれ、朱鳥…?おはよ。」
「おはよ、楓摩。てか、仕事はいいの?」
「んー?仕事?今日は午後からだから大丈夫。」
今日は、昨日、大きな手術があったから、医局長が気を利かせて午後からの仕事にしてくれた。
「そういえば、朱鳥、怒ってないの?」
「え?なんで?」
「え、だって、昨日怒ってたじゃん…。もしかして、覚えてない?」
「……うん…」
「まじか。じゃあ、昨日朱鳥が高熱出したのも覚えてない?」
「うん……夜中に、楓摩と陽向先生がいた事はうっすらと覚えてるけど、それ以外は覚えてない。」
昨日は、熱が高かったから意識が朦朧としてたんだな。
やっぱり、抗がん剤使うと、副作用で大変だな。
「じゃあ、昨日熱高かったから、また熱計ってみて。」
ピピピッ♪
37.4
「微熱だなー。もしかしたら、昨日みたいに、また熱上がったり下がったりするかもしれないから、少し辛いかもな。」
「嫌だなぁ……あれ、ずっと酔ってるみたいな感じで気持ち悪いんだもん…ずっと怠いし…………」
「そうだな……。まぁ、また、辛かった言ってね。俺たちも最善を尽くすからさ。」
「うん。」
「そういえば朱鳥、最近ずっと寝てばっかりだからトイレしてないんじゃない?大丈夫?便秘とかになってない?」
「え……」
図星かな?
抗がん剤の副作用に、便秘や下痢気味になる事もあるから、きっとそれかな?
「朱鳥、俺一旦病室から出てるから、トイレしてみて?出なかったら、もう一回呼んで?」
「わかった。」
無菌室は、病室内にトイレがついているから、俺は一回出ないといけない。
やっぱり、便秘だったらあれかな……?
でも、朱鳥嫌がるだろうな。
きっと、俺だったら、恥ずかしがるから看護師さんを呼ぶことにした。
あれ?俺いつの間に寝てたんだ……?
ペチペチとほっぺを叩かれて目が覚める。
眠たい目を擦り、顔をあげると、そこにあったのは心配そうな朱鳥の顔。
俺、昨日そのままここで寝ちゃったのか…
「あれ、朱鳥…?おはよ。」
「おはよ、楓摩。てか、仕事はいいの?」
「んー?仕事?今日は午後からだから大丈夫。」
今日は、昨日、大きな手術があったから、医局長が気を利かせて午後からの仕事にしてくれた。
「そういえば、朱鳥、怒ってないの?」
「え?なんで?」
「え、だって、昨日怒ってたじゃん…。もしかして、覚えてない?」
「……うん…」
「まじか。じゃあ、昨日朱鳥が高熱出したのも覚えてない?」
「うん……夜中に、楓摩と陽向先生がいた事はうっすらと覚えてるけど、それ以外は覚えてない。」
昨日は、熱が高かったから意識が朦朧としてたんだな。
やっぱり、抗がん剤使うと、副作用で大変だな。
「じゃあ、昨日熱高かったから、また熱計ってみて。」
ピピピッ♪
37.4
「微熱だなー。もしかしたら、昨日みたいに、また熱上がったり下がったりするかもしれないから、少し辛いかもな。」
「嫌だなぁ……あれ、ずっと酔ってるみたいな感じで気持ち悪いんだもん…ずっと怠いし…………」
「そうだな……。まぁ、また、辛かった言ってね。俺たちも最善を尽くすからさ。」
「うん。」
「そういえば朱鳥、最近ずっと寝てばっかりだからトイレしてないんじゃない?大丈夫?便秘とかになってない?」
「え……」
図星かな?
抗がん剤の副作用に、便秘や下痢気味になる事もあるから、きっとそれかな?
「朱鳥、俺一旦病室から出てるから、トイレしてみて?出なかったら、もう一回呼んで?」
「わかった。」
無菌室は、病室内にトイレがついているから、俺は一回出ないといけない。
やっぱり、便秘だったらあれかな……?
でも、朱鳥嫌がるだろうな。
きっと、俺だったら、恥ずかしがるから看護師さんを呼ぶことにした。