ある雪の降る日私は運命の恋をする
重い瞼を開ける。
「…………朱鳥…」
すると、そこには、涙を流しながら寝言を言い、眠っている楓摩がいた。
手はしっかりと繋がれている。
声を出そうとするが、声が出ない。
仕方がないから、手を握り返す。
全然、手に力が入らない。
震える腕で、頑張って手を伸ばす。
そして、楓摩の頬に触れる。
「…………ん?………陽向?」
楓摩、寝ぼけてる?
「どうしたんだ…………って、朱鳥!?朱鳥っ!目が覚めたんだね!朱鳥!心配したんだよっ!おはよう。本当に良かった……朱鳥…朱鳥…………。」
そういうと、楓摩は、ボロボロと涙を流しながら抱きついてきた。
そうだ、この声。
夢の中で、ずっと私を呼んでくれてたのは楓摩だったんだね。
「朱鳥っ!朱鳥っ……ごめん!ごめんね!俺、どうかしてたよ…朱鳥は、一生懸命頑張ってたのに、俺……朱鳥の気持ちを無視してた。本当にごめんっ!ごめんな………」
楓摩、そんなに泣かないでよ。
私は、大丈夫だから。
謝ってくれるなら、いいんだよ。
依然として声は出ない。
だから、その代わりに、楓摩の涙を拭い、ニコッと笑いかけた。
「朱鳥…?」
楓摩は、涙で真っ赤に腫らした目で見つめてくる。
「……な……か…………なぃ…………で…」
頑張って、かすれた声を絞り出す。
「朱鳥…………」
「……も…………だぃ……じょ………だ…か……………ら……」
「でもっ、俺!!朱鳥に酷いことっ…」
私は、手で楓摩の口を塞ぎ、ウウンと首を振る。
「…………ぃぃ……の………」
「朱鳥……、いい…のか?」
コクン
私は、頷いて微笑んだ。
「ありがとう…………これからは、絶対に俺が守るからね……!!」
すると、楓摩も微笑んで抱きついてくれた。
「…………朱鳥…」
すると、そこには、涙を流しながら寝言を言い、眠っている楓摩がいた。
手はしっかりと繋がれている。
声を出そうとするが、声が出ない。
仕方がないから、手を握り返す。
全然、手に力が入らない。
震える腕で、頑張って手を伸ばす。
そして、楓摩の頬に触れる。
「…………ん?………陽向?」
楓摩、寝ぼけてる?
「どうしたんだ…………って、朱鳥!?朱鳥っ!目が覚めたんだね!朱鳥!心配したんだよっ!おはよう。本当に良かった……朱鳥…朱鳥…………。」
そういうと、楓摩は、ボロボロと涙を流しながら抱きついてきた。
そうだ、この声。
夢の中で、ずっと私を呼んでくれてたのは楓摩だったんだね。
「朱鳥っ!朱鳥っ……ごめん!ごめんね!俺、どうかしてたよ…朱鳥は、一生懸命頑張ってたのに、俺……朱鳥の気持ちを無視してた。本当にごめんっ!ごめんな………」
楓摩、そんなに泣かないでよ。
私は、大丈夫だから。
謝ってくれるなら、いいんだよ。
依然として声は出ない。
だから、その代わりに、楓摩の涙を拭い、ニコッと笑いかけた。
「朱鳥…?」
楓摩は、涙で真っ赤に腫らした目で見つめてくる。
「……な……か…………なぃ…………で…」
頑張って、かすれた声を絞り出す。
「朱鳥…………」
「……も…………だぃ……じょ………だ…か……………ら……」
「でもっ、俺!!朱鳥に酷いことっ…」
私は、手で楓摩の口を塞ぎ、ウウンと首を振る。
「…………ぃぃ……の………」
「朱鳥……、いい…のか?」
コクン
私は、頷いて微笑んだ。
「ありがとう…………これからは、絶対に俺が守るからね……!!」
すると、楓摩も微笑んで抱きついてくれた。