ある雪の降る日私は運命の恋をする
朱鳥side4
「ゴホッ…ゲホッ……」
隣から、苦しそうな声が聞こえてくる。
どうやら、楓摩はインフルエンザらしい。
本当は、近くに居てあげたいけど、移るから近寄らないようにって言われちゃった……
それでも、やっぱり気になるので、そっとカーテンを捲り覗いてみる。
楓摩は、荒い息をしながら、眠っていた。
苦しそう……
顔も真っ赤で、汗をいっぱいかいている。
熱、下がらないのかな?
「……ぅぅ………………ゃだ………助けて……」
楓摩、うなされてる。
怖い夢でも見てるのかな……?
さっきよりも、息が荒くなってる。
陽向先生、呼んだ方がいいかな?
すると…
「……え…………楓摩?」
いきなり、それまで、モゾモゾと動いていた楓摩の動きが止まった。
目は開いているけど、どこか一点を見つめている。
それに、ピクッピクッと震えている。
「楓摩っ、大丈夫!?」
呼びかけてみるも、返事はない。
急いでナースコールを押す。
”前苑さん、どうされました?”
「ひ、陽向先生!!陽向先生をお願いします!!楓摩、楓摩がっ!!」
”えっ、あ、陽向先生!!前苑さんから……”
陽向先生?
気づいてくれたかな?
”朱鳥ちゃん、どうした?楓摩?”
「せっ、先生!!楓摩が、楓摩の様子がおかしいのっ!!」
”楓摩がっ!?わかった、今行くから、ちょっと待ってて!!”
怖すぎて、涙目になってしまう。
楓摩、死なないよね?
死んじゃったらどうしよう……
やだ……やだよ…………
楓摩…………
ガラッ
「朱鳥ちゃん!!楓摩はっ!?」
「陽向先生!!楓摩は、楓摩は死なないよね!?」
「あぁ、大丈夫だ。俺が何とかするから。」
そういうと、陽向先生は、楓摩に呼びかけたり、色々な事をしていた。
私は、ただそれを見守ってる事しかできなかった。
「痙攣してる……脳炎か…………やばいな。」
すると、陽向先生は、ナースコールで何やら頼んでいた。
すると、しばらくして、看護師さんが点滴を持ってきた、
楓摩……
大丈夫…………?
しばらくすると、陽向先生がやってきた。
「朱鳥ちゃん、ありがと。朱鳥ちゃんが気付いてくれてよかったよ。楓摩は、多分、インフルエンザ脳炎っていうのを引き起こしていて、それで痙攣しちゃったみたいだね。もう大丈夫だよ。」
「こ、怖かったぁ……楓摩、死んじゃうかと思った…………」
「大丈夫だよ。もう、心配ないからね。もしかしたら、また痙攣を起こす事はあるかもしれないけど、早く見つけられたから、重症化は防げたから、死ぬことはないよ。ありがと。」
「よかった……」
私は、ホッとして涙を流してしまった。
陽向先生は、それをみて、頭を撫でてくれた。
隣から、苦しそうな声が聞こえてくる。
どうやら、楓摩はインフルエンザらしい。
本当は、近くに居てあげたいけど、移るから近寄らないようにって言われちゃった……
それでも、やっぱり気になるので、そっとカーテンを捲り覗いてみる。
楓摩は、荒い息をしながら、眠っていた。
苦しそう……
顔も真っ赤で、汗をいっぱいかいている。
熱、下がらないのかな?
「……ぅぅ………………ゃだ………助けて……」
楓摩、うなされてる。
怖い夢でも見てるのかな……?
さっきよりも、息が荒くなってる。
陽向先生、呼んだ方がいいかな?
すると…
「……え…………楓摩?」
いきなり、それまで、モゾモゾと動いていた楓摩の動きが止まった。
目は開いているけど、どこか一点を見つめている。
それに、ピクッピクッと震えている。
「楓摩っ、大丈夫!?」
呼びかけてみるも、返事はない。
急いでナースコールを押す。
”前苑さん、どうされました?”
「ひ、陽向先生!!陽向先生をお願いします!!楓摩、楓摩がっ!!」
”えっ、あ、陽向先生!!前苑さんから……”
陽向先生?
気づいてくれたかな?
”朱鳥ちゃん、どうした?楓摩?”
「せっ、先生!!楓摩が、楓摩の様子がおかしいのっ!!」
”楓摩がっ!?わかった、今行くから、ちょっと待ってて!!”
怖すぎて、涙目になってしまう。
楓摩、死なないよね?
死んじゃったらどうしよう……
やだ……やだよ…………
楓摩…………
ガラッ
「朱鳥ちゃん!!楓摩はっ!?」
「陽向先生!!楓摩は、楓摩は死なないよね!?」
「あぁ、大丈夫だ。俺が何とかするから。」
そういうと、陽向先生は、楓摩に呼びかけたり、色々な事をしていた。
私は、ただそれを見守ってる事しかできなかった。
「痙攣してる……脳炎か…………やばいな。」
すると、陽向先生は、ナースコールで何やら頼んでいた。
すると、しばらくして、看護師さんが点滴を持ってきた、
楓摩……
大丈夫…………?
しばらくすると、陽向先生がやってきた。
「朱鳥ちゃん、ありがと。朱鳥ちゃんが気付いてくれてよかったよ。楓摩は、多分、インフルエンザ脳炎っていうのを引き起こしていて、それで痙攣しちゃったみたいだね。もう大丈夫だよ。」
「こ、怖かったぁ……楓摩、死んじゃうかと思った…………」
「大丈夫だよ。もう、心配ないからね。もしかしたら、また痙攣を起こす事はあるかもしれないけど、早く見つけられたから、重症化は防げたから、死ぬことはないよ。ありがと。」
「よかった……」
私は、ホッとして涙を流してしまった。
陽向先生は、それをみて、頭を撫でてくれた。