ある雪の降る日私は運命の恋をする
ガチャ

「ただいまー」

あ、楓摩が帰ってきた!!

「おかえり、楓摩!」

「お、もう、すっかり元気そうだね。よかった。」

そう言って、頭をナデナデしてくれる。

「今日はちゃんと、安静にしてた?」

「うん!してたよ!!ちゃーんと寝てたよっ!」

「うん、偉い!!じゃあ、俺、今からご飯作るから待ってて。」

笑顔でナデナデしてくれる楓摩は本当に優しい。

楓摩にナデナデされるの好きなんだよな~

しばらく、ソファーに座ってTVを見ていると、美味しそうな匂いがしてきた。

「朱鳥ー、ご飯できたよー。今日のメニューは、豆乳鍋だよー、温かいうちに食べよー」

「うん!」

「「いただきまーす!」」

楓摩が作ってくれた豆乳鍋には、鮭、人参、白菜、春菊、白滝、豆腐などが入っていて、とても美味しそう!!

豆乳の白に人参のオレンジ色と鮭のピンク色、そして春菊の鮮やかな緑色が映えている。

1口、口に含むと、フワリと豆乳の甘さが広がって、その後に具材の美味しさが伝わってくる。

「豆乳鍋は、胃にも優しいから、朱鳥でも食べれるんだ。どう、美味しい?」

「うん!とっても美味しい!!」

「よかった~」

楓摩もニコニコ笑顔だ。

それから、モグモグと食べ進め、あっという間に食べ終わってしまった。
< 185 / 505 >

この作品をシェア

pagetop