ある雪の降る日私は運命の恋をする
「朱鳥ー、早く寝なよ?明日、起きれなくなるぞ?」

「んー、昼間寝すぎて、眠くないのー」

「それは、わかるけど、明日行けなくなっても知らないよ?」

「むぅ……」

まだ、全然眠くないけど、しぶしぶ目を閉じる。

ゴロゴロと寝返りを打って、たまに目を開けると、楓摩の顔がある。

まつ毛長っ、それに、めっちゃ肌キレイ……

すると、寝てると思っていた楓摩の目がパチッと開いた。

「なーに、見てんの?そんなに、見つめられたら恥ずかしいんですけど。」

「えっ、いや、その。」

「?」

「…………キレイな顔だな……って」

「っ/////や、やめろっ!照れるから。」

楓摩は、急に焦り出して、顔を赤くした。

「と、とにかく。寝るよ!!ほら、目、閉じて。」

そう言うと、楓摩は、私の目の上に手を置いてきて目を瞑るように促した。

そして、いつものごとく、お腹をポンポンと叩いてくれる。

私、これ、弱いんだよな……

これをされると、たちまち眠くなっちゃうんだもん。

あ、ほら、ウトウトしてきた。

「ふぁぁぁ」

大きなあくびが出た。

私は、その後3分も経たないうちに眠りに着いた。
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