ある雪の降る日私は運命の恋をする
はぁ……

なんか怠いな……

気持ち的な意味じゃなくて、体が怠い。

また、熱かな?

お昼に楓摩が病室を出ていってから3時間くらいは、本を読んでいた。

この前、一時帰宅した時に買ってもらった本だ。

3時間もあれば、本を1冊読むには充分だった。

私は、1度本を読み始めると、集中してしまって、時間もわからなくなってしまう。

それくらい本は好きだ。

でも、そのせいで、体が怠いのも、本を読み終わったさっきまで気付かなかった。

時計をみると、16:24。

楓摩、仕事、終わったかな?

5時くらいになったら、多分来てくれるだろうから、それまで待ってよ。

そう思い、テレビを付けた。

でも、あんまり面白い番組はやっておらず、結局消すことにした。

つまらなくなって、ベッドに寝っ転がる。

そして、そのまま天井をボーッと見つめていた。

すると、だんだん瞼が重くなってきて、そのまま私は眠ってしまった。
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