ある雪の降る日私は運命の恋をする
それから、愛依の手術は2日後に予定された。
そして、今日がその当日。
手術は、午前11時から予定されている。
俺は、今日の予定を話すために愛依の病室へ向かう。
コンコンッ
ガラッ
「愛依、おはよー」
「おはよ。」
「いよいよ今日だね。今日は、これから診察して、その後に予定話すね。」
コクン
いつものように診察をする。
でも、今日はより入念に。
「よし、おっけー。じゃあ、今日の予定を説明するね。」
「うん」
「これから、愛依には手術着ってのに着替えてもらうね。それから、病室で点滴をしてから、手術室へ向かってもらう。その後は、手術室で麻酔をしてから、手術に移る。手術は7時間くらいを予定しているよ。」
コクン
「じゃあ、早速だけど手術着に着替えてくれるかな?俺、一旦外出てるから。」
「わかった。」
病室の外で待っていると、朱鳥ちゃんがやって来た。
「お、朱鳥ちゃんじゃん。どうした?」
「愛依ちゃんの様子が気になって、来ちゃいました。今日ですよね?愛依ちゃんの手術。」
「うん、そうだよ。今、愛依は着替えてるからちょっと待ってて。」
「はい」
しばらくするとドアから、愛依が顔を覗かせた。
「着替えれた?」
「うん…って、朱鳥ちゃん!?」
「ごめんね、愛依ちゃん、私、気になって来ちゃった」
「ううん、大丈夫。逆にありがとう。少しだけ気がまぐれて嬉しい。」
そう言って、愛依は、朱鳥ちゃんを病室に招いた。
俺は朱鳥ちゃんの後ろから、病室に入る。
「愛依、時間まで、朱鳥ちゃんと話してるか?」
「うん、そうする。」
「わかった。じゃあ、先に点滴だけ刺しとくな。時間になったら看護師さんが迎えに来るから、ちゃんとおいでよ?俺は、準備して、手術室で待ってるからな。」
「うん、よろしくね。」
「おう」
俺は、病室に二人を残して、一旦医局に戻った。
まだ、準備するのには、早いから、30分くらい医局にいる事にした。
医局には、今日第一助手をしてくれる楓摩がいた。
「あっ、陽向戻ってきた。陽向ー、ちょっといい?」
「ん?どした?」
「手術の事でミーティングしたいなって思ってさ。いい?」
「おう、もちろん。俺もしたいと思ってた。」
「ありがと!」
それから、医局のソファーに座って手術の手順や担当などを楓摩と確認した。
「ありがと、助かったよ。もうすぐ時間だし、準備しに行こっかな。陽向はどうする?一旦、愛依ちゃんの所に寄るの?」
「いや、愛依には手術室で待ってるって言っておいた。なんか、朱鳥ちゃんと話してるみたいだったからさ。」
「おっけー。じゃあ、一緒に行こ。」
「おう」
楓摩と一緒に、手術室まで向かう。
俺たちも手術用の服に着替えて、手術準備室で手を洗う。
俺は、愛依の事が気になったので、楓摩より先に手術室に入った。
俺も、さすがに緊張する。
手術室に入ると、愛依はギュッと強く目を瞑ってかすかに震えている。
「愛依、大丈夫?」
そう言うと、愛依はゆっくりと目を開けた。
「陽向先生……」
「大丈夫だから。リラックスして。もうすぐ麻酔入るけど、そしたらすぐに眠れるからね。」
コクン
すると、すぐに麻酔科の先生が来て、注射で麻酔の薬を入れた後、酸素マスクで吸入式の麻酔をした。
「楸さん、だんだん眠くなりますからね。」
愛依は、麻酔をする時に怖さがピークになったのか、涙を流した。
俺は、また手を洗わないといけないのに、それでも、そのままじっと見ている事が出来ず、俺は手袋を脱いで、愛依の手をギュッと握った。
「………陽向…先生………………」
「愛依、俺、頑張るからね。」
「…あたし……も………がんば………………」
そこで、愛依は眠りについた。
「佐伯先生、麻酔、入りました。」
「……ん、あぁ、ごめん。すぐ行く」
急いで手を洗う。
難しい手術ということもあり、ものすごく緊張してきた。
そして、改めて緊張した面持ちで手術室に入る。
楓摩も、準備万端だ。
俺も定位置に着く。
そして、1度大きく深呼吸をした。
「よし。じゃあ、今から手術を始めます。よろしくお願いします。」
「「「よろしくお願いします。」」」
そして、今日がその当日。
手術は、午前11時から予定されている。
俺は、今日の予定を話すために愛依の病室へ向かう。
コンコンッ
ガラッ
「愛依、おはよー」
「おはよ。」
「いよいよ今日だね。今日は、これから診察して、その後に予定話すね。」
コクン
いつものように診察をする。
でも、今日はより入念に。
「よし、おっけー。じゃあ、今日の予定を説明するね。」
「うん」
「これから、愛依には手術着ってのに着替えてもらうね。それから、病室で点滴をしてから、手術室へ向かってもらう。その後は、手術室で麻酔をしてから、手術に移る。手術は7時間くらいを予定しているよ。」
コクン
「じゃあ、早速だけど手術着に着替えてくれるかな?俺、一旦外出てるから。」
「わかった。」
病室の外で待っていると、朱鳥ちゃんがやって来た。
「お、朱鳥ちゃんじゃん。どうした?」
「愛依ちゃんの様子が気になって、来ちゃいました。今日ですよね?愛依ちゃんの手術。」
「うん、そうだよ。今、愛依は着替えてるからちょっと待ってて。」
「はい」
しばらくするとドアから、愛依が顔を覗かせた。
「着替えれた?」
「うん…って、朱鳥ちゃん!?」
「ごめんね、愛依ちゃん、私、気になって来ちゃった」
「ううん、大丈夫。逆にありがとう。少しだけ気がまぐれて嬉しい。」
そう言って、愛依は、朱鳥ちゃんを病室に招いた。
俺は朱鳥ちゃんの後ろから、病室に入る。
「愛依、時間まで、朱鳥ちゃんと話してるか?」
「うん、そうする。」
「わかった。じゃあ、先に点滴だけ刺しとくな。時間になったら看護師さんが迎えに来るから、ちゃんとおいでよ?俺は、準備して、手術室で待ってるからな。」
「うん、よろしくね。」
「おう」
俺は、病室に二人を残して、一旦医局に戻った。
まだ、準備するのには、早いから、30分くらい医局にいる事にした。
医局には、今日第一助手をしてくれる楓摩がいた。
「あっ、陽向戻ってきた。陽向ー、ちょっといい?」
「ん?どした?」
「手術の事でミーティングしたいなって思ってさ。いい?」
「おう、もちろん。俺もしたいと思ってた。」
「ありがと!」
それから、医局のソファーに座って手術の手順や担当などを楓摩と確認した。
「ありがと、助かったよ。もうすぐ時間だし、準備しに行こっかな。陽向はどうする?一旦、愛依ちゃんの所に寄るの?」
「いや、愛依には手術室で待ってるって言っておいた。なんか、朱鳥ちゃんと話してるみたいだったからさ。」
「おっけー。じゃあ、一緒に行こ。」
「おう」
楓摩と一緒に、手術室まで向かう。
俺たちも手術用の服に着替えて、手術準備室で手を洗う。
俺は、愛依の事が気になったので、楓摩より先に手術室に入った。
俺も、さすがに緊張する。
手術室に入ると、愛依はギュッと強く目を瞑ってかすかに震えている。
「愛依、大丈夫?」
そう言うと、愛依はゆっくりと目を開けた。
「陽向先生……」
「大丈夫だから。リラックスして。もうすぐ麻酔入るけど、そしたらすぐに眠れるからね。」
コクン
すると、すぐに麻酔科の先生が来て、注射で麻酔の薬を入れた後、酸素マスクで吸入式の麻酔をした。
「楸さん、だんだん眠くなりますからね。」
愛依は、麻酔をする時に怖さがピークになったのか、涙を流した。
俺は、また手を洗わないといけないのに、それでも、そのままじっと見ている事が出来ず、俺は手袋を脱いで、愛依の手をギュッと握った。
「………陽向…先生………………」
「愛依、俺、頑張るからね。」
「…あたし……も………がんば………………」
そこで、愛依は眠りについた。
「佐伯先生、麻酔、入りました。」
「……ん、あぁ、ごめん。すぐ行く」
急いで手を洗う。
難しい手術ということもあり、ものすごく緊張してきた。
そして、改めて緊張した面持ちで手術室に入る。
楓摩も、準備万端だ。
俺も定位置に着く。
そして、1度大きく深呼吸をした。
「よし。じゃあ、今から手術を始めます。よろしくお願いします。」
「「「よろしくお願いします。」」」