ある雪の降る日私は運命の恋をする
「朱鳥、今日は俺、忙しいからもう行くけど、後でまた来るからね。その時、話しよ?」

「うん。待ってるね。」

「ありがとう。あ、あと、陽向も今日俺と一緒で5時くらいまで居ないから。」

「わかった。じゃあ、頑張ってね」

「うん」

そう言うと、楓摩は、病室を出ていった。

こんな朝から夕方まで2人でいないって事は手術あるのかな?

まぁ、寂しいけど待ってよ。

ていうか、私、どのくらい眠ってたんだろう…

少しだけ、体が怠いや……

腕にも、いっぱい点滴がついてるし…

治療の事とか、愛依ちゃんの事も気になる……

1番は、愛依ちゃんの事だな……

愛依ちゃん、楓摩に告白したのかな?

それとも、まだ?

どうなんだろう?

でも、やっぱり、楓摩との関係は話した方がいいよね……

んー…どうしよ。

でも、あとで楓摩が来てから、決めてみよ。

それまでは、少し具合悪いし、寝てよ……

私の口には、酸素マスクが着けられていて、息は苦しくない。

でも、頭とお腹が痛い…

まあ、寝てたら治るか。

そう思って、寝る事にした。
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