ある雪の降る日私は運命の恋をする

朱鳥が、少し泣き止んだ後、朱鳥は俯きながら口を開いた。

「……楓摩、どうしよう…私、愛依ちゃんに友達やめられちゃうかもしれない………」

「えっ……」

俺は驚きを隠せなかった。

頭が混乱する。

喧嘩って、そこまで酷い喧嘩したのか？

絶交するほどの喧嘩したのか？

「朱鳥……なんで…喧嘩したの？」

「………………」

そう言うと、朱鳥は途端に黙り込んで俺を服をギュッと掴んだ。

「朱鳥……どうした？」

「…………っ!!私が、悪いのかなぁ？私、ちゃんと伝えたもん!!好きな人を好きって言って何が悪いの!?なんでっ?なんでっ!?私は、ただ、みんなと仲良くしたいの!!それだけなのっ!!」

朱鳥は、泣いた。

大声を出して、涙を流して。

それは、悲しみを吐き出しているようだった。