ある雪の降る日私は運命の恋をする
時間はあっという間に経って、次の日の夕方。

今日は、夕方までは病院に居て、楓摩が帰る時に一緒に帰ることになっていた。

時刻は午後6時。

本当は、もっと早く帰りたかったけど、楓摩はお仕事が忙しいからしょうがないよね。

でも、もうすぐ家に帰れるんだ!!

入院中、いつも着ていた部屋着から、可愛い洋服に着替えて、荷物もまとめて、用意はばっちり!!

楓摩が来たらいつでも帰れるようにしてある。

楓摩が来るまで、病室に備え付けのソファに座ってテレビを見ていると、ドアがノックされた。

コンコンッ

ガラッ

「朱鳥ー、遅くなってごめんねー」

入ってきたのは、待ちに待ってた楓摩!!

楓摩は、家に帰るとき、いつもカッコイイ私服を着ている。

今日も、シンプルだけど、大人っぽい服を着ている。

「じゃあ、帰ろっか。」

そう言って手を差し出してくれる。

「うん!!」

私は笑顔でその手を取った。

それから、私たちは病室を出た。
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