ある雪の降る日私は運命の恋をする
次の日

「おはよう」

昨日よりも、小さな声で教室に入る。

それでも、みんなは私の方を向いて嫌な顔をする。

今日は、茉夢から学校を休む と言われていた。

だから、昨日のようにフォローしてくれる人もいない。

恐る恐る着席して、教材を取り出す。

楓摩からは、疲れているようだから と4時間目までと言われたので教科書の量も少ない。

机の中に教科書を入れようと手を入れた時、何か紙の様なものが指に当たった。

なんだろう?

疑問に思って、取り出してみる。

すると、そこには……



"不登校は学校くんな"

"可愛こぶるなし"

"そーゆーのウザイんだよね"



"死ね"



という悪口ばかりが書かれていた。

反射的にその紙をグシャッと握りつぶす。

周りを見渡すと、みんな私から目をそらす。

そして、私が俯くと、クスクスと笑い声が聞こえてきた。

私は、そこにいるのが辛くて、教室を出た。
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