ある雪の降る日私は運命の恋をする
病院に着き、朱鳥を診察室へ運ぶ。
診察室のベッドに寝かせてから、もう一度しっかりとした診察を行う。
熱は38.7。
さっきよりは、下がったけど、それでもまだ高いままだな。
聴診なども済ませ、朱鳥の頭を撫でる。
朱鳥、どうしたんだろう、倒れちゃったなんて……
具合が悪くなったら保健室に行くように言ったんだけどな…
保健室に行く途中で倒れたとか?
いや、でも、そこまで具合悪そうだったら保健委員ぐらいは着いていくだろ。
そんなことを考えていると、俺の携帯が鳴った。
そういえば、電源を切るの忘れてた。
俺は、一旦外に出て電話に出た。
「はい、もしもし。」
"清水先生ですか?俺、瀬川の弟です。兄貴に電話番号教えてもらって掛けました。"
「あぁ、瀬川くんか。どうしたの?」
"…実は、前苑の事で話があって"
「朱鳥?」
俺の頭に疑問符が浮かんでいく。
"前苑、今日倒れたの、保健室とか教室じゃなくて、4階の空き教室だったんです。"
「えっ」
朱鳥の学校では、保健室は1階にあるはず。
なのに、なんで?
"おかしいですよね…。でも、俺、その理由知ってるんです。今、電話で話すと長くなるので後から会えませんか?"
「うん。わかった。じゃあ、今日仕事終わったら瀬川くん家に行くから。」
"はい。わかりました。ありがとうございます。"
電話を切り、また朱鳥と元へ向かう。
朱鳥はまだ、眠っていた。
「朱鳥、どうしたの?なんで、4階なんかに居たんだよ……」
そう語りかけても、もちろん返事は無し。
ハァとため息をついて、俺は残りの昼休みの時間を全て朱鳥の隣で過ごした。
診察室のベッドに寝かせてから、もう一度しっかりとした診察を行う。
熱は38.7。
さっきよりは、下がったけど、それでもまだ高いままだな。
聴診なども済ませ、朱鳥の頭を撫でる。
朱鳥、どうしたんだろう、倒れちゃったなんて……
具合が悪くなったら保健室に行くように言ったんだけどな…
保健室に行く途中で倒れたとか?
いや、でも、そこまで具合悪そうだったら保健委員ぐらいは着いていくだろ。
そんなことを考えていると、俺の携帯が鳴った。
そういえば、電源を切るの忘れてた。
俺は、一旦外に出て電話に出た。
「はい、もしもし。」
"清水先生ですか?俺、瀬川の弟です。兄貴に電話番号教えてもらって掛けました。"
「あぁ、瀬川くんか。どうしたの?」
"…実は、前苑の事で話があって"
「朱鳥?」
俺の頭に疑問符が浮かんでいく。
"前苑、今日倒れたの、保健室とか教室じゃなくて、4階の空き教室だったんです。"
「えっ」
朱鳥の学校では、保健室は1階にあるはず。
なのに、なんで?
"おかしいですよね…。でも、俺、その理由知ってるんです。今、電話で話すと長くなるので後から会えませんか?"
「うん。わかった。じゃあ、今日仕事終わったら瀬川くん家に行くから。」
"はい。わかりました。ありがとうございます。"
電話を切り、また朱鳥と元へ向かう。
朱鳥はまだ、眠っていた。
「朱鳥、どうしたの?なんで、4階なんかに居たんだよ……」
そう語りかけても、もちろん返事は無し。
ハァとため息をついて、俺は残りの昼休みの時間を全て朱鳥の隣で過ごした。