ある雪の降る日私は運命の恋をする
ピッピッピッピッ……
聞き覚えのある規則的な機械音。
そして、シューシューという呼吸音。
私、重い瞼を開けて周りを見た。
楓摩…いないや…………
周りにあったのは、私に繋がる色々な機械ばかり。
あとは、白いカーテンが閉められていて様子がよく見えない。
疲れた…………
なにが疲れたのか…とか、そういうのじゃなくて
心が疲れた
いろんな事を考えて、悩みすぎて、爆発しちゃった……
なんで、私はこうなんだろう…
昔から人に自分の悩みを相談するのが苦手だった。
その癖が今も続いてて、辛い事も誰にも相談できない……
それで、感情を爆発させて、みんなを困らせる。
私、クソじゃん……
自分の感情のままに物に当たっちゃって、きっと、この前投げた物も壊れちゃったんじゃないかな…
ダメな事だとわかってても制御がきかない。
本当にそう。
1度感情的になってしまうと、自分でも止まらなくなってしまう。
こんな自分…………大嫌いだ。
きっと、今は笑ってくれてる楓摩も、いつか私を"いらない"って言うよ……
今は、私が住む宛も、食べる宛もないから、しょうがなく楓摩は私を家に置いてくれてるんだ。
楓摩だって……きっと…………
ガラッ
誰かが病室に入ってきた。
シャッとカーテンを開けられる。
そこに居たのは……
「あ、おはよう朱鳥。起きたんだね。」
楓摩…………
「どうしたの?朱鳥?そんなに悲しそうな顔しないで?どうした?」
私は、静かに涙を流した。
「ん?泣いてるの?ちょっと、待ってね今呼吸機外してあげるから。」
そう言うと、楓摩は私の涙を拭ってから呼吸機を外して、酸素マスクに取り替えた。
「よし。これで大丈夫。どうしたの?嫌な事あった?」
なんでだろう……
楓摩の優しい顔を見ていると余計に涙が出てくる。
「大丈夫?」
私は、無意識のうちに楓摩に抱きついていた。
「おっ。びっくりした。大丈夫?寂しくて泣いてたの?」
私は首を横に振る。
「ん?じゃあ、どうした?悲しくなっちゃった?」
コクン
私は、少し間を置いてからそう、頷いた。
「そっか、そっか。悲しくなっちゃったのか。ごめんね、早く来てあげられなくて。」
そう言って、楓摩は私をギューッと抱きしめてくれる。
温かい熱が伝わってきて、何故かそれが、また私の涙を多くさせた。
「大丈夫だよ。大丈夫。」
その言葉は、まるで魔法のように私の心を落ち着かせた。
聞き覚えのある規則的な機械音。
そして、シューシューという呼吸音。
私、重い瞼を開けて周りを見た。
楓摩…いないや…………
周りにあったのは、私に繋がる色々な機械ばかり。
あとは、白いカーテンが閉められていて様子がよく見えない。
疲れた…………
なにが疲れたのか…とか、そういうのじゃなくて
心が疲れた
いろんな事を考えて、悩みすぎて、爆発しちゃった……
なんで、私はこうなんだろう…
昔から人に自分の悩みを相談するのが苦手だった。
その癖が今も続いてて、辛い事も誰にも相談できない……
それで、感情を爆発させて、みんなを困らせる。
私、クソじゃん……
自分の感情のままに物に当たっちゃって、きっと、この前投げた物も壊れちゃったんじゃないかな…
ダメな事だとわかってても制御がきかない。
本当にそう。
1度感情的になってしまうと、自分でも止まらなくなってしまう。
こんな自分…………大嫌いだ。
きっと、今は笑ってくれてる楓摩も、いつか私を"いらない"って言うよ……
今は、私が住む宛も、食べる宛もないから、しょうがなく楓摩は私を家に置いてくれてるんだ。
楓摩だって……きっと…………
ガラッ
誰かが病室に入ってきた。
シャッとカーテンを開けられる。
そこに居たのは……
「あ、おはよう朱鳥。起きたんだね。」
楓摩…………
「どうしたの?朱鳥?そんなに悲しそうな顔しないで?どうした?」
私は、静かに涙を流した。
「ん?泣いてるの?ちょっと、待ってね今呼吸機外してあげるから。」
そう言うと、楓摩は私の涙を拭ってから呼吸機を外して、酸素マスクに取り替えた。
「よし。これで大丈夫。どうしたの?嫌な事あった?」
なんでだろう……
楓摩の優しい顔を見ていると余計に涙が出てくる。
「大丈夫?」
私は、無意識のうちに楓摩に抱きついていた。
「おっ。びっくりした。大丈夫?寂しくて泣いてたの?」
私は首を横に振る。
「ん?じゃあ、どうした?悲しくなっちゃった?」
コクン
私は、少し間を置いてからそう、頷いた。
「そっか、そっか。悲しくなっちゃったのか。ごめんね、早く来てあげられなくて。」
そう言って、楓摩は私をギューッと抱きしめてくれる。
温かい熱が伝わってきて、何故かそれが、また私の涙を多くさせた。
「大丈夫だよ。大丈夫。」
その言葉は、まるで魔法のように私の心を落ち着かせた。