ある雪の降る日私は運命の恋をする

楓摩side2

「楓摩……ギュッってして……?」

そう言われた時は少しビックリした。

けど、やっぱり可愛いな。

抱っこしてあげると、朱鳥は、とても安心したような顔をした。

なんで、こんなに可愛いんだろう……

天使かよ……///

しばらくしてから、朱鳥をベッドに降ろした。

「もう、大丈夫?」

「うん。大丈夫だよ!ありがと。」

「うん、じゃ行こうか。検査室で陽向も待ってるからさ。歩いて行く?それとも、抱っこしたまま行こっか?」

「……うん。そうする」

そういってニコッと笑う朱鳥に、キュンとした。
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