ある雪の降る日私は運命の恋をする
陽向がくれた休みのお陰で、俺たちは仲直りをする事ができた。

お互いに、心配しあっていた事が改めてわかった。

俺も、朱鳥と仲直りできた事や、不安が解消されたお陰で、スッと心が軽くなり、今日から、また仕事も復帰だ。

一時はどうなる事かと思うほど病んでしまっていたが、もう大丈夫。

でも、問題はこれから。

今度は、朱鳥の問題。

朱鳥は、口にしてなかったけど陽向から、未だに朱鳥が毎晩魘されていたのは聞いていた。

今日は、陽向に早く帰れ と言われているが、無理をしてでも、泊まって朱鳥の様子を見たい。

もちろん、この前のように、寝不足や、栄養が足りなくならないように、ほどほどにするつもり。

この前も、俺はイライラして、朱鳥のせいにしていたけど、今になると、自己管理が出来ていない自分せいだったと思う。

だから、今度はきちんと自己管理をして、その上で朱鳥と冷静に向き合おうと思う。

自分の体調が悪いと、イライラしてしまう自分の性格も直したい。

今回も、この前も、自分の体調が悪いという理由で朱鳥に強く当たってしまった。

これじゃ、子供と同じだ。

お腹が空いたから泣く、赤ちゃんと同じじゃないか。

俺、精神年齢低いな……(苦笑)

でも、それはもうその時に冷静でいられるか…って事だから、今からはどうしようもないな。

よしっ!!

両頬をパチンと叩いて気合を入れる。

今日も１日頑張るか!!
< 354 / 505 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop