ある雪の降る日私は運命の恋をする
ゆっくり、瞼を上げる。

見慣れた病室の天井。

今のはなんの夢だったんだろう……

そう考えていると、スーッと目から一筋、涙が零れた。

なんでだろう

なにか、とても寂しい気持ちになる。

無性に楓摩に会いたくなって、抱きつきたくなった。

私は、じっと楓摩を待つことにした。
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