ある雪の降る日私は運命の恋をする
5分ほどすると、看護師さんが来た。

看護師さんから受け取った冷えピタを朱鳥に貼り、保冷剤を当ててあげる。

それから、モニターを着けて、これで応急処置は出来たかな……

それから、数分も経たないうちに陽向が解熱剤を持って来てくれた。

「楓摩っ。朱鳥ちゃん、大丈夫か?一応、解熱剤の強いやつ持ってきたけど」

「ありがと、陽向。助かる。」

陽向から解熱剤を受け取り、朱鳥の肩に打つ。

「楓摩、朱鳥ちゃんどうしたんだ?そんなに、熱、高かったのか?」

「うん……。43度近くあった。」

「えっ…、そんなに?」

「うん。」

俺は、そっと朱鳥の手を取り、握る。

本当にごめん。

もっと、早く気付いてあげれたら……
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