ある雪の降る日私は運命の恋をする
悲劇
朱鳥の一緒に家に帰る車の中。

助手席に座る朱鳥と喋りながら、俺は、来月ある朱鳥の誕生日の事を考えていた。

何をあげたら喜ぶかな?

服?

本?

それとも旅行とか?

俺の頭は幸せな事ばかり考えていた。

気付けば、もう家まで5分くらい。

この交差点を曲がれば、マンションはすぐそこだ。

「朱鳥、もうすぐ家に着くよ!!」

「うん!!」

朱鳥もワクワクとした様子で笑顔を浮かべている。

やっと幸せが来た

「楓摩、ありがとう。私、とっても幸せだよ。」

「俺も。本当にしあわ…」












ドンッ

なんで今なんだろう…

突然、横から衝撃が走り、体が宙に浮く。

「朱鳥っ……」

無意識に俺は朱鳥の事を抱きしめていた。

そこで俺は意識を失った。
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