ある雪の降る日私は運命の恋をする
朱鳥side2
「やっほー、楓摩。久しぶりだね。」
そう言って私は楓摩の手を握る。
いつも、握られる側だったから少しだけ不思議な感じ。
「楓摩、ごめんね。ごめんね、痛かったよね。私なんかを守ってくれて、ありがとう。…でも、こんなに大怪我して…………」
眠り続けている楓摩に私は話しかける。
私の目からは、また涙が零れていた。
「楓摩っ……ヒック…グスッ…………ごめんね…ほんと……。こんなに傷だらけになっちゃって…痛いよね……グスッ…ごめんね…………ごめんね…………」
口から出てくるのは"ごめんね"の言葉と嗚咽ばかり。
私は、楓摩の手を握り続け、傍に居続けた。
その日、楓摩は、目を覚ますことはなかった。
そう言って私は楓摩の手を握る。
いつも、握られる側だったから少しだけ不思議な感じ。
「楓摩、ごめんね。ごめんね、痛かったよね。私なんかを守ってくれて、ありがとう。…でも、こんなに大怪我して…………」
眠り続けている楓摩に私は話しかける。
私の目からは、また涙が零れていた。
「楓摩っ……ヒック…グスッ…………ごめんね…ほんと……。こんなに傷だらけになっちゃって…痛いよね……グスッ…ごめんね…………ごめんね…………」
口から出てくるのは"ごめんね"の言葉と嗚咽ばかり。
私は、楓摩の手を握り続け、傍に居続けた。
その日、楓摩は、目を覚ますことはなかった。