ある雪の降る日私は運命の恋をする
暑い……

ゆっくり目を開けると、もう夕方だ。

治ってないみたい…

「ゲホッ…ゴホッ…………」

咳も出てるし。

体温計、どこだっけ

立てなくて、床に這いつくばるみたいに移動する。

引き出しから体温計を取って、自分の体温を計る。

ピピピピピッ♪

ピピピピピッ♪

体温計を見ると、そこには39.8の文字。

ヤバイ

直感でそう思った。

……でも、誰にも迷惑かけられないし…

とりあえず、冷えピタと保冷剤で冷やさなきゃ……

冷蔵庫に入ってるよね

必死に冷蔵庫の前まで行って、ふらふらしながら保冷剤と冷えピタを取り出す。

冷えピタをおでこに貼って、保冷剤を手にソファへ戻る。

もう、今日は動かないでおこう。

陽向先生も今日は夜勤って言ってたから連絡したら迷惑になるもんね……

……ベッドで寝てもいいんだけど、ベッドは楓摩の様子が見えないから心配。

だから、ソファで私は眠ることにした。

明日には治っていますように…
< 447 / 505 >

この作品をシェア

pagetop