ある雪の降る日私は運命の恋をする
朱鳥side4
うっすらとした意識の中、遠くで陽向先生の声が聞こえてきた。
「…………すかちゃん、お前のこと凄い心配してるぞ?ずっと付きっきりで看病して、挙句、熱出しちゃったじゃん……」
陽向先生が楓摩に話しかけてるの…?
……でも、陽向先生…楓摩のせいにしてる……
熱が出たのは私が悪いのに…
楓摩のせいにしないで………
私の体が弱いのが悪いから……
そんなことを考えていると、無性に楓摩に会いたくなった。
無意識に体は楓摩の所へ行こうと動く。
…だけど、さっきと変わらず体の力が入らなくて床に倒れる。
「ゴホッゴホッ……楓摩………………」
すると、陽向先生が走ってくる音が聞こえた。
「朱鳥ちゃんっ、どうした?」
陽向先生はスグに私を抱き上げて、ベッドに寝かせる。
「…ゴホッ……やだ…楓摩の所…………行く…」
私がワガママでそう言うと、陽向先生は少し困り顔で笑った。
「でも、朱鳥ちゃん熱高いし辛くなるだけだよ?」
「…それでも……行くの…………」
そう言うと陽向先生は、小さく頷いて私をまた抱っこしてくれた。
「ちょっとだけだよ。少し会ったらスグに戻って寝かせるからね。」
そう言って楓摩の所へ連れて行ってくれる。
楓摩のベッドの所に着くと、陽向先生は私を抱っこしたまま、椅子に座った。
凄く久しぶりに感じる楓摩。
まだ眠っているけど、楓摩に会えただけで、心が軽くなり、楽になった。
私は楓摩の手をギュッと握った。
「楓摩……早く、起きてね…………。私、寂しいから…」
それだけ言うと、急に眠たくなってきて、私はそのまま眠りについた。
気が付いたら次の日だった。
「…………すかちゃん、お前のこと凄い心配してるぞ?ずっと付きっきりで看病して、挙句、熱出しちゃったじゃん……」
陽向先生が楓摩に話しかけてるの…?
……でも、陽向先生…楓摩のせいにしてる……
熱が出たのは私が悪いのに…
楓摩のせいにしないで………
私の体が弱いのが悪いから……
そんなことを考えていると、無性に楓摩に会いたくなった。
無意識に体は楓摩の所へ行こうと動く。
…だけど、さっきと変わらず体の力が入らなくて床に倒れる。
「ゴホッゴホッ……楓摩………………」
すると、陽向先生が走ってくる音が聞こえた。
「朱鳥ちゃんっ、どうした?」
陽向先生はスグに私を抱き上げて、ベッドに寝かせる。
「…ゴホッ……やだ…楓摩の所…………行く…」
私がワガママでそう言うと、陽向先生は少し困り顔で笑った。
「でも、朱鳥ちゃん熱高いし辛くなるだけだよ?」
「…それでも……行くの…………」
そう言うと陽向先生は、小さく頷いて私をまた抱っこしてくれた。
「ちょっとだけだよ。少し会ったらスグに戻って寝かせるからね。」
そう言って楓摩の所へ連れて行ってくれる。
楓摩のベッドの所に着くと、陽向先生は私を抱っこしたまま、椅子に座った。
凄く久しぶりに感じる楓摩。
まだ眠っているけど、楓摩に会えただけで、心が軽くなり、楽になった。
私は楓摩の手をギュッと握った。
「楓摩……早く、起きてね…………。私、寂しいから…」
それだけ言うと、急に眠たくなってきて、私はそのまま眠りについた。
気が付いたら次の日だった。