ある雪の降る日私は運命の恋をする
楓摩side2
目が覚めた。
俺は目が覚めて一番に、朱鳥の所へ行った。
俺のせいで、高い熱を出して苦しんでいる朱鳥の傍に居ないわけにはいかなかった。
俺は、朱鳥の看病をしながら、いろいろと考えた。
主に夢でのこと。
実は、前々から少しだけ気になる事があった。
――――俺は1人っ子のはずなのに、母さんのお腹が大きくなって、妊娠していた夢
――――母さんや父さんとどこかの施設に行って、赤ちゃんと出会った夢
――――少年と小さな女の子の夢
――――その少年と母さんの夢
そして、朱鳥が"事故の夢をみた"と言ったこと。
……その全てが繋がるような気がした。
事故の少年…それは俺
そう考えると全ての辻褄が合うような気がした。
…でも、あと少し
なにかが足りない。
なぜ、俺はこんなにも少年時代の記憶が無いのか…
その記憶さえ戻れば…全てがわかるはず……
俺は目が覚めて一番に、朱鳥の所へ行った。
俺のせいで、高い熱を出して苦しんでいる朱鳥の傍に居ないわけにはいかなかった。
俺は、朱鳥の看病をしながら、いろいろと考えた。
主に夢でのこと。
実は、前々から少しだけ気になる事があった。
――――俺は1人っ子のはずなのに、母さんのお腹が大きくなって、妊娠していた夢
――――母さんや父さんとどこかの施設に行って、赤ちゃんと出会った夢
――――少年と小さな女の子の夢
――――その少年と母さんの夢
そして、朱鳥が"事故の夢をみた"と言ったこと。
……その全てが繋がるような気がした。
事故の少年…それは俺
そう考えると全ての辻褄が合うような気がした。
…でも、あと少し
なにかが足りない。
なぜ、俺はこんなにも少年時代の記憶が無いのか…
その記憶さえ戻れば…全てがわかるはず……