ある雪の降る日私は運命の恋をする
「ん?なんだ……これ…」

普段は使っていない押し入れの整理をしていた時、ふと見慣れないアルバムが出てきた。

しかも何冊も。

一つのダンボールに沢山入っている。

俺は、その中の一番に大きい一つを開いてみた。

表紙には何も書いていない。

1ページずつ捲っていく。

まず、1番最初のページには俺の赤ちゃんの頃の写真が貼ってあった。

そして、その下には

"◯◯年8月30日 楓摩、お誕生日!!"

という文字。

そこから、何ページにも渡って、俺の小さい時の写真は貼ってあった。

1冊目のアルバムは全てそれで終わった。
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