ある雪の降る日私は運命の恋をする

楓摩side

久しぶりに出勤する日の朝。

朱鳥を起こしに行くと、少し朱鳥の顔が赤かった。

もしかして…と思い、熱を計ると37.8の熱があった。

朱鳥にしては、そこまで高くない方だけど、これから上がってくるのは目に見えていた。

でも、朱鳥は病院には行きたくないと言ったので、俺はとりあえず家にいることを許可した。

でも、きっとお昼頃には熱が上がってるだろうから、お昼休みに1度家に帰って、朱鳥の様子を見に行くことにした。




「朱鳥ー、大丈夫ー?」



家に帰って、朱鳥の寝ている寝室へ行くと、朱鳥は朝よりも明らかにグッタリとしていて辛そうだった。

熱を計ってみると39.8。

朝よりも2℃も体温が上がっている。

俺は、朱鳥に声をかけて、病院に連れていくことにした。

朱鳥はボーッとしてて、意識もハッキリしていない様子だ。

できるだけ早く楽にしてあげたい。

俺は、病院へ車を走らせた。
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