ある雪の降る日私は運命の恋をする

思い出

朱鳥が開いた宝箱の中を覗いた瞬間、俺は涙が出そうになった。

なぜだかわからない。

だけど、次々と昔の頃の自分が思い浮かぶ。

この前、アルバムを見て必死に考えたあの頃の記憶。

それが全てわかった。

そして、今までの夢の事も……

朱鳥の事も……

俺たちは、本当はもう10年以上前から知り合いだった事も……
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