ある雪の降る日私は運命の恋をする
「…楓摩…………」

俺は、思い出したこと全てを朱鳥に話した。

朱鳥は、俺が話しているうちに、だんだんと明るい表情になっていった。

俺が話終わると朱鳥は、涙を流しながら嬉しそうに笑った。

「楓摩、ありがと。全部、全部繋がった!やっぱり、私はずっとずっと楓摩の事が好きだったの!!出会った時からずっと。」

そう言って朱鳥は、俺に抱きついてきた。

「私、楓摩のおかげで生きてるんだ。何回も、楓摩に助けられてたんだね。」

俺は、優しく朱鳥を抱きしめた。

朱鳥は、とても温かくて、とても安心した。
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