ある雪の降る日私は運命の恋をする
未来へ
それから3年後……









「楓摩っ!!」

満開の笑顔の朱鳥。

「はいはい、そんなに急かさないで~」

俺は少し駆け足で朱鳥元へ行く。

今日は、2人でデート。

久しぶりに休みが取れたから、一緒に買い物に来た。

…というのは口実で、実は今日はサプライズで俺は朱鳥にプロポーズをしようと思っている。

昼間は、2人で思い出の水族館に行って、夜にレストランに行ってプロポーズするんだ。

朱鳥はもう大学生。

俺はもうすぐ三十路(苦笑)

いい加減焦ってきて、前々から指輪は買ってあったけど、なかなかタイミングが無くて、結局今日になった。

朱鳥、どんな反応してくれるかな……

ドキドキ緊張する気持ちと、ワクワク期待する気持ち。

そして、もしも断られたら…という怖さも少しあった。

だけど、大丈夫。

きっと、大丈夫……

今はそう思うことにした。
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