ある雪の降る日私は運命の恋をする
「おいしかった~!楓摩、ありがと!」

「ううん、朱鳥が喜んでくれるならいいんだよ!初めての回転寿司は楽しかった?」

「うん!なんか、凄かったね!お寿司がクルクル~って!」

「あはは、確かにあれは面白いよな!」

そんなことをいいながら車で家に向かう。

ずっと話していると、車の揺れが気持ちよかったのか、お腹がいっぱいになったのか、朱鳥はうとうとしてきて、そのまま寝てしまった。

マンションに着いたが、朱鳥は起きる様子もなく、ぐっすり寝ている。

可愛いからそのまま、お姫様抱っこで部屋まで連れていく事にした。

そっと、朱鳥をベッドに寝かせ布団をかける。

「……ん?楓摩、あれ?家、着いたの?」

布団をかけたときに、朱鳥を起こしてしまったようだ。

「あ、朱鳥起こしちゃった?ごめんね、家着いたよ。今日は、もう疲れたでしょ?そのまま寝てていいよ。明日も俺、休みだから一緒に買い物行こうね。」

「うん、ありがと……おやすみ。」

そういうと、また朱鳥はすぐに眠りについた。
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