ある雪の降る日私は運命の恋をする
楓摩side
不思議な夢を見た。
真っ暗でなにもない。
まるで闇の世界に飲み込まれてしまったような場所に
俺は居た。
音も光もない。
全てが闇の中に溶け込んでしまったような所。
そこは”絶望”という言葉がふさわしい場所であった。
《……うま、楓摩》
「だ、誰だっ!?」
振り向いても誰もいない。
あるのは、ただ暗くどこまでも続く闇。
《楓摩はお兄ちゃんになるんだよ》
ひどく懐かしい声。
《ほら、触ってご覧。ココに生きているんだよ》
とても、温かみのある声。
思い出せない。
これは俺の記憶なのか?
真っ暗でなにもない。
まるで闇の世界に飲み込まれてしまったような場所に
俺は居た。
音も光もない。
全てが闇の中に溶け込んでしまったような所。
そこは”絶望”という言葉がふさわしい場所であった。
《……うま、楓摩》
「だ、誰だっ!?」
振り向いても誰もいない。
あるのは、ただ暗くどこまでも続く闇。
《楓摩はお兄ちゃんになるんだよ》
ひどく懐かしい声。
《ほら、触ってご覧。ココに生きているんだよ》
とても、温かみのある声。
思い出せない。
これは俺の記憶なのか?