ある雪の降る日私は運命の恋をする
4時間目の数学の授業も終わり、お昼休み。

私は、茉夢と一緒に食堂にご飯を食べに来ていた。

「んー。久しぶりの学校は疲れるねー!」

疲れたという割には、元気そうな茉夢。

「確かに、やっぱりちょっと疲れたねー」

たわいもない会話をしながら、ご飯を食べていく。

楓摩以外とご飯を食べるなんて、久しぶり。

友達同士だから、話も合うし楽しい!

ご飯も食べ終わり、食器を片付けにいった時……

カチャンッ

フォークを落としてしまった。

急いで拾おうとして、下を向いたその時

クラッ

「朱鳥!」

危ない所で、茉夢が支えてくれた。

「朱鳥!大丈夫!?」

「大丈夫だよ!ちょっと、立ちくらみがしただけだから。」

「そう?なら、いいんだけど……。朱鳥、朝より顔色悪いよ?」

「えっ?」

「まぁ、大丈夫ならいいんだけど、具合悪かったら保健室行きなよ?」

「う、うん!」

びっくりした。

ちょっと下を向いただけなのに……

食堂から、戻って5時間目。

授業の内容は社会。

なんだか、くらくらしてきた。

ヤバイかも……

朝、楓摩が言った通り、熱が上がってきたのかも……
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