ある雪の降る日私は運命の恋をする
楓摩に、車に乗せてもらい、病院へ向かう。

本当は嫌だけど、具合が悪すぎるから、しょうがない。

病院までは、15分くらい。

「朱鳥、ごめんね。もっと、早く行けたら良かったんだけどね……ごめんね。辛いよね……」

「だ…ぃじょ……ぶ」

大丈夫と言ったものの、だんだんと、車の揺れが気持ち悪くなってきた。

「ふぅ…ま……私、吐き…そぅ……」

「大丈夫っ!?そこに、ビニール袋あるからそこに出していいよ。もうすぐ着くからね。」

病院に着くまで、我慢しようと思ったが無理だった。

「ゴホッ…ゴホ……オェェェ」

「朱鳥、大丈夫?ごめんね。気持ち悪いよね……」

その後も、しばらく吐き続けもう胃酸しか出なくなっていた。

「朱鳥、病院着いたからね!今、楽にしてやるから!」

そういうと、再び楓摩は私を抱きあげて病院へ連れていった。
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