ある雪の降る日私は運命の恋をする
朱鳥side7
楽しい時間は、あっという間に過ぎていく……
そんな事ない…と、思ってたけど本当にそうだった。
楽しかった一時帰宅も、今日で終わり。
明日には、検査の結果が出るらしい。
結果が悪ければ、そのまま入院……
怖いな…
このまま、眠ってしまったら明日になってしまう。
寝たくない。
楓摩は、私が寝た事を確認したら、リビングへ戻っていった。
きっと、楓摩の事だからお仕事でもしてるのだろう。
さっきから、ずっと目を瞑って考えているが、考える度に怖さが増してくる。
自然と涙が流れてきて、顔がぐしゃぐしゃだ。
こんな、泣き虫な自分、嫌だな……
弱い自分も嫌い。
もっと、何事にも負けなくて明るくて強い女の子になりたいな……
ガチャ
ドアから、楓摩が入ってきた。
急いで寝た振りをする。
楓摩は、私の隣に寝っ転がると、そっと私の頭を撫でた。
「いよいよ、明日だね…なんだか、俺まで怖くなっちゃうな……。でも、朱鳥の方が、怖いよね、不安いっぱいだよね…だからさ、泣きたいときは泣いていいんだよ?涙は貯めてちゃダメ、流したい時に流しておかないと自分が壊れちゃう。」
そういうと、楓摩は私のことをそっと抱き寄せた。
「朱鳥、こっち向いて?起きてるのバレバレだから(笑)」
やっぱり、楓摩には気づかれてしまったみたい。
そっと楓摩の方を向き直す。
「朱鳥、おいで」
楓摩の方に寄っていくと、いきなり、ギュッと抱きしめられた。
その温かさに、隠していたはずの涙がまた流れてきた。
「楓摩……怖い、怖いよ…。不安だよ……私、これからどうなるの?結果が悪かったら、私、死んじゃうの?私、死にたくないよ……まだ、学校にも行きたいし、楓摩ともお別れなんてしたくない!寝たくない……眠りにつくのが怖い。寝たら明日になっちゃう……そしたら…」
「俺も、怖いよ…朱鳥の方が何十倍も辛いはずなのにね……、でも、大丈夫。きっと、未来にはいい事がいっぱいある!毎日、笑って過ごせるような幸せな日々がくるから、ね?朱鳥が死ぬ訳ない、というか、死なせない。絶対に!絶対、手放さない。誰がなんと言おうと、朱鳥は俺のものだ!もう、離さないから!」
楓摩も、泣いていた。
私に負けないくらい顔をぐしゃぐしゃにさせて号泣していた。
そんな事ない…と、思ってたけど本当にそうだった。
楽しかった一時帰宅も、今日で終わり。
明日には、検査の結果が出るらしい。
結果が悪ければ、そのまま入院……
怖いな…
このまま、眠ってしまったら明日になってしまう。
寝たくない。
楓摩は、私が寝た事を確認したら、リビングへ戻っていった。
きっと、楓摩の事だからお仕事でもしてるのだろう。
さっきから、ずっと目を瞑って考えているが、考える度に怖さが増してくる。
自然と涙が流れてきて、顔がぐしゃぐしゃだ。
こんな、泣き虫な自分、嫌だな……
弱い自分も嫌い。
もっと、何事にも負けなくて明るくて強い女の子になりたいな……
ガチャ
ドアから、楓摩が入ってきた。
急いで寝た振りをする。
楓摩は、私の隣に寝っ転がると、そっと私の頭を撫でた。
「いよいよ、明日だね…なんだか、俺まで怖くなっちゃうな……。でも、朱鳥の方が、怖いよね、不安いっぱいだよね…だからさ、泣きたいときは泣いていいんだよ?涙は貯めてちゃダメ、流したい時に流しておかないと自分が壊れちゃう。」
そういうと、楓摩は私のことをそっと抱き寄せた。
「朱鳥、こっち向いて?起きてるのバレバレだから(笑)」
やっぱり、楓摩には気づかれてしまったみたい。
そっと楓摩の方を向き直す。
「朱鳥、おいで」
楓摩の方に寄っていくと、いきなり、ギュッと抱きしめられた。
その温かさに、隠していたはずの涙がまた流れてきた。
「楓摩……怖い、怖いよ…。不安だよ……私、これからどうなるの?結果が悪かったら、私、死んじゃうの?私、死にたくないよ……まだ、学校にも行きたいし、楓摩ともお別れなんてしたくない!寝たくない……眠りにつくのが怖い。寝たら明日になっちゃう……そしたら…」
「俺も、怖いよ…朱鳥の方が何十倍も辛いはずなのにね……、でも、大丈夫。きっと、未来にはいい事がいっぱいある!毎日、笑って過ごせるような幸せな日々がくるから、ね?朱鳥が死ぬ訳ない、というか、死なせない。絶対に!絶対、手放さない。誰がなんと言おうと、朱鳥は俺のものだ!もう、離さないから!」
楓摩も、泣いていた。
私に負けないくらい顔をぐしゃぐしゃにさせて号泣していた。