ある雪の降る日私は運命の恋をする
陽向先生が出ていってから15分。

やっぱり、楓摩忙しいよね…

なんで、あんな事言っちゃったんだろう……

後悔しかない………

ごめんね…楓摩………………

楓摩に会いたいよ……

やっぱり私、寂しいよ…

楓摩……

すると

ガラッ

「朱鳥ちゃーん、連れてきたよ!遅くなっちゃってごめんね~、コイツがウジウジしててさ~ほら、早く出てこいよ」

「楓摩……」

「…朱鳥……」

「「あのさっ!!」」

「先、朱鳥いいよ……」

「楓摩!ごめん!ごめんねっ!!私、イライラしちゃって…楓摩の事傷つけた……。本当に後悔してる!ごめん…ごめんね…………怒ってるよね…ごめんね…………」

涙が溢れてきて、ベッドのシーツに黒いシミを作る。

このまま、楓摩に嫌われちゃったらどうしよう……

そんな事を考えてると……

ギュッ

「怒ってる訳ないじゃん……逆に嫌われたかと思った…………ごめんね…朱鳥……ごめんね…………逆に不安にさせちゃったよね……ごめんね…」

楓摩が抱きついてきた。

陽向先生の方に目線を送ると

「よかったじゃん」

そう言って、ニヤッとするとそっと部屋から出ていった。
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