神恋〜恋に落ちた神と巫女〜


明るく眩しい光で目を覚ますと既に2人は起きていて。

食事も済ませてあるのか、私の分だけが置いてあるだけだった。


お盆の隣には、栗のようなものが置かれていて。
甘く美味しそうな香りがたまらなかった。


一口口に入れると何とも言えない不思議な味で。初めて食べる味だったけどかなり美味しかった。

自然の甘みというか。


「全部美味しい‥」

「月夜ちゃんおはよう!栗きんとん食べてくれた?!」

「ナツくんが作ってくれたんだ!」


美味しかったよと頭を撫で撫で。

褒められて嬉しいのか頬を赤らめながらありがとうと小さく呟いた。



「起きたか」

「うん、今日も桔梗を助ける方法を探すつもり」

「それより、お前顔が赤いな。」



俺の目を見てみろと顎を軽く持ち上げられる。

確かに朝ご飯食べ終わってから頭がぼーっとするし、目がぼやける。


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