神恋〜恋に落ちた神と巫女〜
「月夜ちゃんがママだったら良いのになあ〜」
「ナツくん起きてたんだ」
「うん!今起きた!」
私がナツくんのお母さんか。
私は、巫女と言う神職があるせいで高校生にはなれなかった。
16歳だけど、高校生ではない。
今頃、私の友達は学校に通って新しい友達と仲良くしてるんだろうな。
「月夜ちゃんはね、すっごく温かいんだよ!優しくて、頭も撫でてくれる!」
私がナツくんのお母さん代わりになると言う事は、奏はお父さん代わり。
って事は、私たちは夫婦。
(ちょっと待ったああああ!!)
夫婦って、夫婦ってねえ。
て言うか何妄想してんの私!!
1ミリでも奏との未来を描いた私を今すぐ殴りたい!!
「月夜ちゃん顔真っ赤!お熱あるの?!ボクの栗きんとん‥!」
「ち、違うよ!温まって少し暑いだけだから!!」