密かに恋焦がれて
交差

翌日のお昼休み

真奈美は別行動をした私達のことが気になってたようだ。

「あれからカラオケ行ってきたけど、あいつ歌うのうまくて歌ってく端から高得点出すし負けるし悔しい……」

琴美が話しているといつもの通りに島崎がやって来た。
昨日の帰り際の宣言通り絡みに来たらしい。

「白石さん昨日はお疲れ様でした。先輩昨日はカラオケ楽しかったですね」

「それはあなたは楽しかったでしょうよ」

「やっぱり拗ねてるんですか?しょうがない人ですね」

「拗ねてないからその上から目線な言い方やめてくれる」

「なんなら、またやりますか?」

「なんだか自信ありみたいね。でもまた島崎が勝つとは限らないんじゃない?」

「自信ならありますよ」

余裕ぶっちゃって……

「そんなのやってみなければ解らない」

「それなら今日仕事が終わったらどうですか?
無理にとは言いませんけどリベンジのチャンスですよ」

「行く、リベンジする!」

「楽しみにですね。そろそろ僕は戻ります」


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