MARK HOUSE


Azu)こんな高級なお店初めて来ました

Ren)いっぱい食べて帰ろう

Azu)普通のお店でいいんですよ、Renさん

Ren)俺がここで食べたかったの。ここの本当に美味しいから食べて

Azu)はい

Ren)Azu...なんで元気なかったのか聞いてもいいか?

Azu)大したことじゃないんですよ

Ren)それでもいいから話してほしい。

Azu)...私聞いてしまったんです。

Ren)何を?

Azu)NaNaさんの悩みを。NaNaさん自身は、新メンバー募集はNaNaさんがhiroさんに合わせて歌えないからすることになったって思ってて。それを聞いて今までNaNaさんが歌ってたところを私が代わりに歌うなんて申し訳なくて。

Ren)正直、新メンバー募集は何でやったか分からない。もしかしたら、NaNaちゃんの事に関係してるかもしれない。でもさそれってAzuが気にする事じゃなくない?

Azu)えっ?

Ren)例えNaNaちゃんの代わりだったとしても、Azuの実力でMARKに入ったのは事実だ。ただ実力が認められたと思えば?
NaNaちゃんも自分を責めてるだけで、Azuの事は責めてないだろうし。新メンバー募集は事務所の意向だからこればっかりは誰も変えられないからね。
俺はAzuの声を初めて聞いた時、いいなって思った。俺はどちらかと言うと声がハスキーだから、Azuみたいに艶がかかった声っていうの?羨ましいと思った。
周りを考えないで、とりあえず、自分を信じて前に進んでみたら?

Azu)はい。

Ren)俺とAzuは同じグループだ。ダメな時は俺とhiroでお前を引っ張る。だから、気楽にやってなよ

Azu)ありがとうございます。私やってみます。

Ren)じゃあ食べるか

Azu)はい!


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