MARK HOUSE



Azu)hiroさん。寒くないんですか?こんなところで。

hiro)別に

Azu)庭でこんな綺麗な星が見られるなんて得してますよね。

hiro)星が好きなのか?

Azu)好きというか、私の中で星って綺麗っ言葉の対象としてピッタシだから、星を見るとつい綺麗って言ってしまうんです。だから星はただの綺麗って言葉の枠組みの中の一つなんです。その枠組みに好きも嫌いもないですね。

hiro)変わってるな、お前

Azu)hiroさんもですよ。

hiro)俺がか?

Azu)こないだステージでトークしてるhiroさんを見たんです。それを見ると、今のhiroさんの話し方はただかっこつけてるように見えてしまいます。

hiro)あれが自分自身かもね、でもずっとあれだと疲れちゃうんだ。どう思う、ずっとモノマネばっかりしてる人が家の中にいたら。うるさくない?

Azu)もしも、それが本当のhiroさんならそれを受け入れます、私は。でも、今のhiroさんもステージのhiroさんもきっとhiroさん自身です。だから正直どっちでもいいです。

hiro)お前面白いな。本当に変わってるよ。Renが気に入る理由がわかったかもな。

Azu)ありがとうございます...?

hiro)お前もなんか悩んでたんだろ?

Azu)なんでそれを?

hiro)自分が選んだ道を信じて進め。薔薇の道でも茨の道でも進んだ先の答えは一緒だ。後ろをばっかり見てないで前を見てみろ。何か変わるかもな。

Azu)はい

hiro)じゃあ俺はもう寝るから、おやすみ

Azu)おやすみなさい
(やっぱりhiroさんはいい人だったな。)


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