Disposable Destruction
20発装填可能の弾倉が、瞬く間に空になる。

一旦身を隠し、マガジンをリロードするヒュー。

その間に身を乗り出し、バニングはノベスキーを乱射する!

こちらも装弾数はヒューのMP5A4と大差はない。

同じようなタイミングで弾切れとなり、すぐに再装填を余儀なくされる。

リロードが完了し、再び銃撃を始めるバニング。

両者ともに手練れの傭兵だ。

そう簡単に被弾はしない。

弾丸は空を切るばかりで、悪戯に無駄弾で消費される。

やがて。

「!」

バニングのノベスキーが、先に弾切れとなった。

予備のマガジンは全て使い尽くしてしまっている。

これで銃は撃てない。

その事を悟ったヒューが、遮蔽物から出てくる。

銃を持たないバニングならば、こちらが有利。

そう考えて距離を詰めていくが。

「くっ!」

バニングは物陰から姿を現すと同時に、スローイングナイフを投擲!

ナイフによって手元を切られたヒューは、銃を橋の下まで取り落としてしまう。

その隙に。

「であぁぁあぁぁあぁあぁぁっ!」

バニングはヒューにタックル!

2人は縺れ合いながら、橋の下へと転落する!

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