Disposable Destruction
言葉少ななまま、ガイストの操縦するイロコイに乗るDisposable。

イロコイは飛び立つ。

「…見ない顔が乗ってるな」

ガイストがアランを見た。

彼の素性が誰なのかなど、同じ傭兵稼業であるPMSCsのデュラハン社には筒抜けだ。

大した問答もない。

ただ。

「これからどうするんだ、アラン・キンバル」

ガイストは操縦桿を握ったまま訊く。

「依頼人は死んだ、仕事はない。今後飯の種がいるだろう。何ならデュラハン社に来るか?優秀なコントラクターは大歓迎だ」

勧誘するガイストに。

「…そうだな」

アランは呟いた。

「Disposableは欠員が出たようだからな。そこに付け入る事にするさ」



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