Disposable Destruction
ハッとするジェイソンとニコライ。

彼らが振り向く間もなく。

「動くな」

ヒューは素早く少女の背後に回り込み、その背中にMP5A4の銃口を突き付けた。

「動けばこの子の心臓を撃ち抜く…高値で売れるんで勿体無いがな」

「ヒュー!どういう事だ!」

ステアーを向けて叫ぶジェイソン。

ニコライもM4カービンのトリガーに指をかけるが。

「こういう時、銃を捨てる方が賢明だと思わないか?」

ヒューはもう一度、少女の背中に銃口を押し付ける。

「っ…」

悔しげに歯噛みしながら、ジェイソンとニコライは銃を捨てた。

思えば、バニングとハルの銃をメンテナンスしたのはヒューだった。

「銃のジャムは…不慮の事故じゃなかったんだな…」

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