Disposable Destruction
ヒューは、自身を取り囲む全員に言う。

「全員銃を捨てろ。もうすぐグルカ・セキュリティー・グループの一部隊がここに到着する。俺の息のかかったグルカ兵の精鋭部隊だ。この人数じゃ、デュラハン社にDisposableでも分が悪いぞ」

「ヒュー…」

怒りに表情を歪ませるバニングに。

「銃を捨てろ!」

ヒューはもう一度、少女の背中に銃口を突き付ける。

…従うしかない。

ガイストが、コートニーが、全員手にした銃を捨てる。

「最強傭兵部隊Disposableのメンバーが、臓器ブローカーに成り下がるとはな」

冷ややかに呟くニコライに。

「俺は臓器を売って、病に苦しむ人々を救ってんだ。人殺しで稼ぐ傭兵より、よっぽど崇高な仕事だぜ」

ヒューは反論した。

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