Disposable Destruction
「その臓器ブローカーの壊滅が、俺達への依頼か?」

『ああ』

バニング・ロスの問いかけに、PMSCs(民間軍事会社)『デュラハン社』のボス、ゴーストは電話の向こうで頷いた。

「例によってCIAからの依頼?」

『いや、今回はタスクフォースからの依頼だ。わざわざ俺達に言って来る辺り、マクナイト少佐は余程Disposableを嫌っていると見える』

電話越しに、ゴーストが葉巻の煙を吐き出すのが聞こえた。

「それをわざわざ俺達に仕事をふったのか?」

『デュラハン社もこう見えて多忙でな。生憎手の空いているコントラクターがいないんだ。で、マクナイトには秘密で、お前達に仕事を回すという訳だ。報酬はそっちに回す。依頼は俺達デュラハン社が受けたという形でな』

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