Disposable Destruction
「仲間だからさ、バニング」

バラクラバの下で、ニコライが言った。

「私達もDisposableだからこそ、ヒューの裏切りは許せない。君と同じ思いだという事さ」

「俺は」

ジェイソンもニコライの言葉に後に続く。

「Disposableに加入して日は浅いが、一端の仲間のつもりだ。傭兵だろうが正規兵だろうが、同じ事だろう。部隊は兄弟、部隊は家族…奴はその兄弟家族を裏切った」

「…OK」

バニングは頷く。

「お前らの命、俺が預かるぞ」

傭兵チームのリーダーとして、仲間として。

バニングは決断した。

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