Disposable Destruction
一流の兵士というのは、洞察力にも長けるのか。

「俺は依頼人の命じた仕事を遂行する訳だが」

真っ直ぐ向いたまま、アランは歩きながら言う。

「依頼人に躊躇があっては、仕事に支障をきたす。途中で依頼に変更があった場合、仕事の精度に狂いが生じる」

「…何が言いたい」

横目でアランを睨むヒュー。

それでもアランは冷静だった。

「只の確認だ」

アランはヒューを見た。

「アンタを守る為に、Disposableを壊滅させても構わないんだな?変更はできないぞ」

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